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推力モニターコントロールシステム
泥濃式、泥土圧式、泥水式  φ800mm~φ3000mm

SMCシステム(推力モニターコントロールシステム) 、SMC専用滑剤 AZ-1

SMCシステムの新提案

1.SMCの3原則
安全・確実・低コスト
管渠敷設工事が進む中、近年の推進技術は急激に発展してまいりました。
今後ももさらに複雑な施工条件での対応や、工事費の縮減が求められることが予想され、幅広くこのニーズに応えていかなければなりません。そこで、これらのニーズに対応し、長距離、曲線、難地盤推進を安全・確実・低コストに施工できるシステムをここに開発しました。
2.幅広い対応力

SMCシステムは、あらゆる推進工法に対応可能です。

泥濃式推進工法 + SMCシステム

泥土圧式推進工法 + SMCシステム

泥水式推進工法 + SMCシステム

3.特徴

① 滑材を推進管の外周部に均一的確に注入するため、地山と推進管の摩擦抵抗値の低減効果に優れています。


② 実用本意の簡略な構造の機材で、操作性と経済性に優れます。


③ 推進の進捗状況により増大する推力を検知して、滑材の合理的な打ち込みが可能です。
掘進機、元押し装置と連携した注入作業が可能となり低推力での推進が実現できるため、使用管種が必要最低限のランクの管種ですむため、極めて経済的です。


④ 推力モニタージャッキは、推力監視機能の他に、実質的な推力増強が図れるため急激な地盤変化に対しても有効です。

概要

SMC低推力システムは推力変化を確認しながら滑材注入作業をしますので滑材の持つ減摩効果を 最大限に引き出します。また、推力の上昇変化を区間ごとに常時把握して対応しますので迅速な対応ができ、且つ滑材の注入量に無駄がありません。本システムは掘進区間に設けられた複数の注入管から滑材をあらかじめ設定した量、設定した順番に注入孔を移動しながら管の外周方向に均一的確に噴出します。これにより、推進が進むにつれて劣化するテールボイドの補強ないしは再構築が可能で、管外周と地山の摩擦抵抗を低減します。
推力モニターは、あらかじめ推力計算によって想定された位置に複数箇所、及び元押しジャッキで行ない、推力の変化を監視することにより急激な推力上昇を未然に防ぐ事が出来ます。

 

フロー図

 

 

SMC専用滑剤 AZ-1

特徴
・地山への逸散が極めて少なく、テールボイドを安定させます。
・吸水性樹脂がテールボイドに残存し、摩擦低減効果を発揮します。
・一液型少量タイプであるため取り扱いが簡単、かつ保管スペースが少なくて済みます。
・安全性に優れており、環境に対して無害です。

使用方法
1.溶解槽に清水298リットルを入れて下さい。
2.清水を撹拌しながら、AZ-1の1袋(1.8Kg)を全量投入して下さい。
3.約10分間撹拌し完全に溶解させた後、撹拌を停止して下さい。以上で滑剤が練り上がります。

荷姿
1.8Kg(1.8Kg×10袋)ダンボール入り。